不動産購入の流れ
資金計画をたてる
不動産を購入しようとする場合、住宅ローンを利用するのが一般的です。また、全額借り入れすることはできないため、ある程度の頭金が必要になり、それを捻出するような資金計画を立てましょう。頭金は購入しようとしている物件価格の1~2割以上のある程度まとまった現金が必要になってきます。このとき、もしそんなに貯金がないという人でも、親や祖父から頭金を出してもらえ、住宅取得資金贈与の特例を受けられれば550万円で無税、会社で財形貯蓄をしているならそれを使ってもOKです。
一方、すでに元手となるようなマンションを所有している人は、それを売ればいくらぐらいになるのかを、当社にご相談を!さらに、この他に、登記費用やローン保証料・税金・仲介手数料などの諸経費も必要です。諸経費は物件価格の約7~8%ぐらいを目安に考えておきましょう。
なるべく無理のない返済計画を立てるためには、返済額を年収の20%~30%に抑えておく必要があります。毎月、ボーナス月それぞれどれだけ支払い可能なのかを算定してみましょう。そこから大体の予算はでてきます。この場合、ボーナス分での返済に負担がかからないように、また、残業手当といった不定期の収入はあまり当てにしないのが無難です。
例えば毎月25万円の収入があれば、その人が毎月払える予算の上限は約75,000円となる。このとき、毎月払える予算の上限額には、家賃はもちろん、マンションなどでは管理費や共益費といった、自分の部屋以外の建物の共有部分(エントランスやエレベーターホールなど)の維持管理に使われるお金や、車がある場合は駐車場代、物件によっては駐輪場代や有線放送聴取料なども含めて考えた方がいい。
そして、ローンを組む場合、低利で固定金利の住宅金融公庫融資があるが、物件によって利用できるものとそうでないものがあるので確認が必要です。また、各銀行やその他の金融機関で様々な住宅ローンがあるので、自分に合ったローンを選ぶのがポイント!
ひとまず、今抱えている資金計画の現状を当社の営業マンにご相談を!意外なところから道は開けるかもしれません!!
条件を決める
マンション?戸建て?エリアは?間取りは?
まず、条件で譲れないものを洗い出しましょう。家族全員にひとつの部屋が欲しいし、リビングも必要だから絶対3LDKの間取りだとか、通勤の便を考えてこの交通機関の沿線で、この駅からあの駅までの間でとか、あるいは予算が許せば庭のある一戸建がいいとかの、ある程度現実味のある条件を挙げて、そのなかでもどれを一番重視するか考えてみましょう!
また、築年数についてですが、新しいほどいいのはいうまでもありませんが、現実には建ってから10年、20年という古い物件も多く出回っています。予算的なこともあって、そういう物件も考慮に入れるなら、一般的には利便性が良く、環境も良く、管理がしっかりと行き届いている資産価値の高い物件がねらい目です。そういった物件も市場には十分ありますので当社の営業マンにご相談ください。
情報を収集する
チラシ・情報誌・インターネット等を利用して情報を収集する
当社では新聞折り込みや自宅に投げこまれるチラシ、ホームページetc、あらゆるメディアに物件情報を公開しています。もちろん当社にて店頭図面を見るのもいいし、また直接紹介を受けるのもよいでしょう。当社では独自のネットワークで多くの情報をご紹介させていただきます。それをもとに資金計画を立てたり、こだわり条件を明確にしてみましょう。
会社に問い合わせをする
お目当ての物件があったら、より詳しい情報を求めて当社にご連絡を!
お店でお渡しする間取り図でも、このドアは右開きか、あるいは引き戸か、キッチンはカウンター付きか、独立型か、お風呂から洗濯機置き場・脱衣場までの動線に不便はないかなど、いろいろチェックできるので情報の見方をいろいろ整理して、疑問点はどんどん聞いてみましょう!
また、一番問題になるのが、築年数とか引き渡しの項目。新婚さんで荷物の搬入時期が決まっている人、子どもの学校関係で入居時期が延ばせない人などは、特にチェックしておく必要がある。「即」ならいいが、何年何月とか明記してあるものは、要注意!
いろいろと情報を吟味し、確認してから見たい物件をある程度、絞っていくことが結果として早道になります。
物件を内見する
ある程度候補を絞ったら、今度はいよいよ現地を見学してみましょう。
■交通の便
通勤先への最寄りの駅はどこか、急行や快速の停まる駅か、本数は多いかどうか、混雑度も見ておきましょう。
また物件から駅までの所要時間、混み方も忘れずにチェックしましょう。
自転車や車で駅に出るなら、駐輪場・駐車場の有無なども確かめてください。
■物件の周辺環境
買い物は、特に働く女性にとって大切なチェック項目。
駅からの途中に商店街やスーパーがあるか、遅くまで営業しているかどうかなどはぜひ見ておきましょう。
後は病院、郵便局や銀行、公園、学校などの生活施設は、どこにどれだけ離れてあるのかチェック!
■周囲の騒音
道路や鉄道に近くて深夜でもうるさくないか、近隣の生活騒音はどうなのかなども確認しておきましょう。
■キッチンや水回りの使い勝手
資金計画に大きく関わるので、中古の物件ならリフォームが必要かどうかもチェックしましょう。
そして車を持っている人なら、駐車場つきかどうかも、確認しておいた方がよいです。
敷地内に空きが無くても、近隣にあればOK!
後に中古マンションに資産価値を求めるなら、「マンションは管理を買え」というくらいなので、エントランスやエレベーターホール、植栽、廊下部分などの清掃や管理が行き届いているか、将来の修繕計画がしっかりしているかも重要なポイントです。
将来買い替えを検討する場合に重要な要素となってきます。
住人や管理人の意識も問題になるが、せっかく住むなら、資産価値の目減りしない物件を選ぶようにしましょう。
諸条件を最終確認し、買付証明書を書く
予算とご自分の出した条件の折り合った物件が見つかった場合、営業マンに資金計画を作成してもらい、購入できるかどうかの最終確認をしましょう。このとき先に触れたように自分にあったローンを組むのがポイントになりますので、よくご相談を。また、ローンの審査が下りるかどうかが心配なときは、事前に金融機関に打診し、内諾をもらっておいたり、融資利用の特約(ローンが不成立となった場合、契約を解除できる)を条件にすることも考えましょう。
資金計画が問題なければ、物件引き渡しの時期と手付金・中間金など頭金部分の支払時期と金額を確認する。価格や引き渡しなどの売主の条件に対し要望があれば、当社の営業マンを通して交渉することもできます。
すべてクリアできるメドがたち、購入ということになれば、買付証明書に記入し購入の意思表示をします。
売買契約を締結し、手付金を支払う
売買契約の前には、当社の宅地建物取引主任者によって、契約する物件の詳細や契約の条件などが説明される「重要事項説明」があります。重要事項説明は法的用語や独特の言い回しがあるので、よく分からないままに聞いてしまいがちですが、それでは後で何かあったときに遅いので、よく聞いて少しでも分からないことがあれば質問しましょう。特に、解除条項や違約条項については十分理解しておくことが必要です。
その不動産を購入するかどうか、最後の決断をするのが、この重要事項説明のときなので、くれぐれも慎重に!
さて、重要事項の説明を受け理解したうえで、契約書の説明を聞き、納得したら契約書に署名・捺印し、売買契約は成立。速やかに、手付金(物件価格の1~2割)を支払います。手付金は法的には、これを放棄すればこの契約を解除することができるという性質をもった大切なものです。なので、手付金を支払ったら安易にキャンセルはできないことを肝に銘じておきましょう。
ローンの申し込み・承認
ローンの申し込みをする
住宅ローンの申し込みは当社の営業マンが代行してくれるケースがほとんどです。
ローン手続きは必要な書類を渡し、申込書に必要事項を記入、署名・捺印すればOK!必要書類はローンの種類によって多少異なりますが、大抵の場合以下の通りです。
融資利用の特約をつけている場合、ローン審査の成り行きに注意すること。
また、公的資金の融資を受ける場合、つなぎ融資が必要となるので、合わせて当社の営業マンに相談してください。
金融公庫や年金、民間ローンの融資など、複数の機関から借りる人も多いです。もともと、所得に応じた上限額までしか借りられないので、規定に入っていればよほどのことがない限り、承認は下りるはずです。
承認が下りる期間は金融機関にもよるが、大体2週間程度。無事借りられることになったら、いよいよ楽しい我が家の準備です。心は素敵なマイホームへ。
ローン手続きに必要な書類 | |
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・買主の印鑑証明 | ・登記簿謄本(土地・建物) |
・収入合算者がいる場合、その印鑑証明書 ・所得証明 |
・連帯保証人が必要な場合、その印鑑証明書 ・所得証明 |
・買主の所得証明(源泉徴収票・納税証明書等) | ・公図・実測図 |
・売買契約書の写し | ・共有名義の場合、その名義人の印鑑証明書 |
・物件に住むことになる家族全員の記載された 住民票 |
・建物図面 |
リフォームの見積もり・手配を行う
予算によるし、購入する物件の前住人のメンテナンスの程度によっても違ってきますが、壁紙の汚れや床がじゅうたん敷きの場合、前住人の家具の跡がついていたりすることも。
また、しばしばリフォームの対象となるのが、水回りやキッチン。
かなり大掛かりなことをやるつもりなら、引き渡し後から入居までの期間を計算し、入居時期に間に合うように調整しましょう。
決済・引き渡し
■決済・登記を行う
ローンの承認が下り、金融機関との金銭消費貸借契約を締結すれば、ローンの実行が受けられます。
通常、所有権の移転登記・抵当権の設定登記を同時に行い、ローンが実行されて残金を支払います。 このとき、固定資産税や管理費(マンションの場合)・仲介手数料の精算も同時に行い、決済は終了します。
■引渡しを受ける
決済と同時に鍵の引き渡しを受けられます。リフォーム工事を開始できるのもこの時点から。
さあ、新居での楽しい生活にGO!